動画編集稼ぎ方

動画編集で月30万円稼ぐまでのストーリー

結論:単価1万円獲得するまで営業をやめるな、発注者に尽くせば紹介案件がもらえる

初めまして、動画編集者のキョウです。

キョウ
キョウ
この記事では動画編集ド素人の僕が7ヶ月で月収30万円稼げるまでにやったことを書いていきます。
  • 副業で動画編集を始めたい人
  • 動画編集で0→1は達成したけど大きく稼げない人

そんな人には参考になると思うでぜひ最後までご覧ください!

結論

先に結論を言ってしまえば①発注者に尽くせば紹介案件がもらえる。②単価1万円獲得するまで営業をやめるな。そんなことを書いていきます

動画編集者
動画編集者
動画編集はしんどい

あなたは動画編集をやっていてしんどいと思ったことはありませんか?

僕は何度もあります(笑)

  • 初めて受けた案件は単価1500円。
  • 初心者の頃は全てが難しくて簡単な編集にも苦戦
  • 時給100円なんて当たり前

動画編集にはいくつも壁があります。

ざっくり言うと

  • ①低単価で消耗の壁
  • ②単価5000円の壁
  • ③単価1万円の壁

こんな感じでしょうか?

ちなみに僕は単価5000円の案件を獲得するのにすごく苦戦していました。

ぶっちゃけ、多くの動画編集者が①の低単価で消耗の壁で絶望して辞めているでしょう。僕の体感では3ヶ月でほとんどの動画編集者が辞めています。

しかし、単価1万円まで獲得できれば、月に5本こなすだけで副業収入5万円です。

根性で20本こなぜば20万円稼げる。嫌いな会社を辞める選択肢もできますね。

この単価1万円獲得ルートが

  • ①発注者に尽くせば紹介案件がもらえる。
  • ②単価1万円獲得するまで営業をやめるな。

これです。

断言しますがレベルの高い営業は必要なく、この段階ではメール営業(応募)で十分です。

発注者同士って意外と繋がっているものです。

発注者に評価してもらって「優秀な動画編集者ブランド」を勝ち取る。そうしたら「実はこんな案件あるんだけど…キョウさんにお願い出来ませんか?」という感じで案件が回ってくるので非常に楽です。

問題は単価1万円で発注している層と繋がることができるかどうかですが、こればかりは営業(応募)しまくるしかありません。

そして運良く繋がった時に高評価もらえるように常に自分のキバ(動画編集スキル)は研いでおくのです。

大事にしていた事

僕が大事にしていた事はこの3つです

  • ①発注者に満足してもらう
  • ②貪欲に成長する
  • ③営業をやめない

「はいはい、よく聞くやつね」って思ったでしょう。

そうなんです。実は月収30万円までなら絡め手は一切必要なく、正攻法だけで達成できます。

(しかし、これ以上を目指すならディレクション、マーケ力などビジネススキルが必要)

上記を踏まえた上で僕が30万円達成するまでに何をしてきたかご覧ください。

収入の推移

ざっくりとした収入の推移はこんな感じ!6ヶ月目に跳ねて、7ヶ月目で30万達成です

僕は本業なので副業の人より稼働時間が3倍あります。なので副業の人はこの3分の1くらいが目安になると考えてください。

1~2ヶ月目

動画編集初期の頃は貪欲に成長する時期でした。

この時期はとにかくわからない事だらけなのでひたすら情報収集したり、YouTubeでPremiereProの操作方法を勉強していました。

ちなみに僕は教材は買っていません。

おそらくMovie Hacks(生ハム帝国さん、迫さん)が一番有名で評判良いでしょうか。

勉強で使ったコンテンツはリベ大スキルアップチャンネル葉っぱさんのYouTubeチャンネルがメイン。その他、大量のYouTubeチャンネル・ブログ記事のお世話になりました。

初心者が苦戦するのは以下の2点です。

  • ①ポートフォリオ作成
  • ②初案件獲得

それぞれ解説します

ポートフォリオ作成

ポートフォリオとは営業用動画のことです。メールを送る時に自分のスキルの証明として送ります。

このポートフォリオを作るというのが初心者には難しく、ポートフォリオなしで応募メールを送っている人がチラホラいます。

ポートフォリオの作り方は別の記事でまとめようと思いますが、ひとまずポートフォリオで大事なのは作ったら誰かに見てもらう事。僕はオンラインサロンのリベシティで添削に出しました。

デザインの4原則を教えてくれたり、細かなアドバイスをしてくれて感謝です。

また、Twitterで出会った人からも事細かくアドバイスを頂いたこともあり、本当に感謝です。

初案件獲得

初案件で苦戦するのはマインドの問題です。

僕がやったことですが、Twitterで「動画編集者募集」と調べて3000円くらいの案件を目標に探しました。

「クラウドワークスじゃないの?」と思われそうですが、クラウドワークスよりも圧倒的にTwitterの方が案件取りやすかったです。

この記事を読んでいる人の中にはすでに0→1を達成している人も多いかと思いますが、ぶっちゃけ、意外とすんなり取れますよね。

なぜ簡単かというとTwitterには劣悪な動画編集者がたくさんいて

  • ポートフォリオを作ってすらいない
  • 営業文が適当
  • 質問に答えない

という選考の土俵に立つことも出来ていない人が存在します。

また、そもそも単価3000円レベルの編集者にそんな大きな期待はしていません。なので初心者でも普通にやれば0→1の突破は容易いです。

  • 今の全力でポートフォリオを作る
  • 営業テンプレを作る(相手に合わせて書き換える)
  • 応募文をちゃんと読む(本名を名乗るとか)

上記の準備や当たり前が出来れば大丈夫。

ここで苦戦するのは応募するのがなんとなく怖いから。TwitterでDM送る事は初めての人にとっては勇気がいる。

キョウ
キョウ
何を隠そう、僕がそうだったから(笑)

だけど意外と送ってみたらなんて事ありませんでした。なのでさっさと送りましょう。

この単価の募集案件は人が全然足りていないのでまともな人なら10件送ったら1件くらいは余裕で成約します

3~4ヶ月目

挫折者が多い時期

この時期は

  • ①発注者に満足してもらう
  • ②貪欲に成長する
  • ③営業をやめない

上記の全てを大事にしていました。考える事が多くて大変な時期ですね。また、挫折する人が多いのもこの時期です

  • いただいた案件には全力
  • 分からないことは大量に出てくるので案件をこなしならがGoogle検索
  • 同時並行でより高単価の案件や実績公開可な案件を探す

という感じで結構大変です。

※ちなみに実績公開できる動画を持つとポートフォリオ(自己紹介動画)のみの時より信頼が増すのでおすすめです。

単価5000円の壁にぶち当たり、何度応募メールを送ってもなかなか通らず、悩んでいた時期。初回無料で編集するという荒技もやっていました。

余談ですが稼げないフリーランスはマジで辛いです。月300時間程度使っているのに月収5~10万円程度しかない。「本当に自分の選んだ道はこれで良いのか…」と自分の選択を疑うことも多々あり。これは経験した人にしか分からない恐怖だと思います。

人生を変える出会いが2つあった

しかし、光が見えたのも同時にこの時期です。嬉しい出会いが2つありました

元々3000円で受けた案件ですが、その人がたまたま優秀なYouTubeマーケターで大きな組織を率いているリーダーだったのです!

初回の案件で高評価をもらえた僕は7000円の案件を紹介してもらえました。あれだけ苦労していた単価5000円の壁を超えて7000円の継続案件の獲得に成功。

さらに、この案件のディレクターが優秀だった!例を出すと1フレーム単位でカットの指示を出してくるような人。

教えるのが上手くて僕の編集スキルはメキメキ上達しました。

_____

別の出会いは初回無料で編集していた人なのですがコネクションがある人で、S社というYouTube運用代行をしているチームのテストを紹介してくれたのです。

S社は単価1~1.5万円の案件を紹介してくれるチームであるが、他のどこよりも厳しいチームだと説明を受けました。

僕はこのテストに受かりたかったので2分のテスト動画に20時間くらいかけて準備しました(笑)

当然一発合格です!!

余談ですがマニュアル60ページくらいあり、読むだけでも大変…。落ちる人の方が多く、一発合格は僕だけです。

こうして僕は単価1万円の継続案件を受注することに成功したのです。

ここでもう一度大事にしていたことを提示します。

  • ①発注者に満足してもらう
  • ②貪欲に成長する
  • ③営業をやめない

ど素人でもこの3つを頑張れば4ヶ月で1万円の継続案件を獲得できました。

ここで伝えたい事は「営業で単価1万円獲得したのではなく、紹介で獲得した」ということ。そして紹介を得るために「営業の数こなし、質の高い編集で発注者に尽くした」ということです

5~6ヶ月目

この時期は

  • ①発注者に満足してもらう
  • ②貪欲に成長する
  • ※営業もしていましたがあまり意味なかったです。

S社のレベルの高さに驚愕

初めてS社の案件を受けた僕は驚愕。なんと初稿に対して2000文字以上の修正指示がとんできました。S社のレベルの高さは他のチームとは明らかに一線を画します。

「ディレクターに申し訳ない…」そう思いながら一生懸命食らいつきました。ここでまた僕のスキルは上達します。またS社にはノウハウも蓄積されているのでディレクションの仕方やマニュアル、オペレーションの回し方は参考になり、後の話ですが自身の編集チームでも活用している事が多々あります。

S社の案件をこなせるようになってから僕の時間単価は1000円を超えるようになりました。

39℃の熱を出して倒れる

しかしここで大きな問題が発生します。それは案件が多すぎて捌けない問題です。S社以外からも新規の案件をいただいており、一時期は15本くらい同時に案件を抱えていた時期もありました。チーム化もしていましたが、なかなか機能しなくて自分の稼働時間は減りませんでした。

当時の稼働時間は週100時間は超えていました。しかも一件ブラック案件に捕まっていたためメンタルもダメージ。

僕は6ヶ月目に39.4℃の熱をだして倒れます。

ちなみに39℃の熱をだしながら、僕は残っている案件をこなしていました。39℃の熱を出しながらPCに向かってゴリゴリ編集している姿をはまさに狂気そのものでしょう。

体調不良に苦戦した6ヶ月目は27万円稼ぐ事ができました。

7ヶ月目-30万円達成-

ここで30万円達成。効率化した時期です。

↑Twitterで全力で喜ぶ私。フリーランスにとって月30万円って大事な節目なんですよ。

時間単価の悪い案件は単価交渉をしたり案件終了。最も時間単価の良いS社の案件に集中。

またシンプルに自分の編集スキル・スピードもアップ。S社の案件を3ヶ月続けただけでかなり自分の実力は上がったように思えます。

スピードアップのために大事な事は

  • 初稿で修正を減らす
  • テロップはPremiereとVrewの併用
  • カットのルール化

…これも別の記事にまとめようと思います。

S社でかなり頑張った自分はチームのディレクターからも一定の評価をしてもらえた自負があります。

最初は自分から手を挙げないと案件が回ってこなかったのですが、今は個別で案件を回してくれたり、難しい案件を依頼してくれるなど、明らかに変化しました。

またS社の看板チャンネルと言えるようなチャンネルの編集も任させていただき大変光栄な事と感じます。

ここでもやはり

  • ①発注者に満足してもらう
  • ②貪欲に成長する

上記の2点が非常に大事ということがわかると思います。

そしてS社メインにしぼった7ヶ月目。ついに。

7ヶ月目で32万円達成です

まとめ

僕が30万円稼げた一番の要因はS社との出会いです。

そのために①発注者に尽くす②単価1万円獲得するまで営業をやめない。③貪欲に成長。という3点を頑張ってきました。

これらを頑張った結果として紹介でS社のテストが回ってきました。先ほども書きましたが営業で獲得したのではなく、紹介で獲得。そして紹介を得るために営業の数をこなし、質の高い編集で発注者に尽くしました

おそらくS社と出会っていなくても別ルートで単価1万円にはたどり着いていたでしょう。実際にS社ではない動画編集者も30万以上稼いでいます。

30万までなら高度な営業力もマーケティング力もいりません。

編集スキルという名のあなたの“商品力”を高めることをオススメします。

一生懸命書いたので感想ツイートもいただけると嬉しいです!最後までありがとうございました!

追記:僕が所属するStockSunというフリーランス組織で動画編集の研修ができました。僕はそこで講師をしています。

StockSunに興味を持った人はHPをご覧ください